Pakistan パキスタン大使招き懇談会

経常赤字大きく削減 治安は大幅に回復
将来は世界経済引っ張る存在に

パキスタン経済の現状と将来像を語る
イムティアズ・アハマド駐日大使

毎日アジアビジネス研究所は1月23日、東京都内でパキスタンのイムティアズ・アハマド大使を招いて企業との懇談会を開催した。

会には大使のほか、大使館のアリ・アンサー・ザイディ次席▽タヒール・ハビブ・チーマ商務参事官▽アシュファク・アハマド・カリル報道参事官が出席した。

イムティアズ大使は冒頭、出席した日本企業関係者にパキスタン経済の現状と将来像を説明。2019―20会計年度で経常赤字を73%削減し、外貨準備高は181億ドルまで増加。また治安は大幅に回復し、ムーディズの格付けが「ネガティブ」から「安定」に上昇するなど、経済改革の成果が出ていることを強調した。

大使は、平均年齢24歳と若い2億2000万人の人口を背景に、将来的には世界経済を引っ張る存在となることを期待されているなどの同国に対する見方を紹介。また、外資100%での企業設立が可能なことなど外国投資に対するインセンティブを説明し、積極的な進出、投資を呼びかけた。

大使は、経済成長に伴い国民の可処分所得は2010年から倍増しているなどと述べ、急速に拡大する小売市場への参入も促した。さらに日本の労働市場向けに、IT技術者などスキルが高い労働力の送り出しに務める考えを示した。

その後、大使らパキスタン側出席者は、参加した日本企業関係者と夕食をとりながら懇談した。【毎日アジアビジネス研究所】

参加した日本企業関係者と懇談するイムティアズ大使(中央)ら