外務省は3月1日、世界各国・地域の日本人に対する入国制限、行動制限などの一覧をまとめた。各国当局が公表している情報に基づくが、事態は流動的でこれらの国・地域への渡航を検討する際には、最新情報を確認してほしいとしている。

詳細は次の通り。

【感染者確認国・地域(注:日本を含む)からの入国・入域制限が行われている国・地域】

(1)入国禁止

◎ モンゴル
2月28日から当面の間,過去14日以内に,韓国・日本・イタリアに滞在歴のある外国人・無国籍者の入国禁止及び査証申請・発給の停止(韓国・日本・イタリアでの通過歴のみの場合は,入国が許可される。)

◎ キリバス
感染が確認されている国(注:日本を含む)からの渡航者は,非感染国・地域において少なくとも直近14日間滞在しない限り入国禁止。また,医療診断書を提出,及び/又は新型コロナウイルスに感染していないことを証明しなければならない。

◎ クック諸島
過去14日以内に中国(香港,台湾,マカオを含む),日本,シンガポール,韓国,マレーシア,タイ,インドネシア,フィリピン,ベトナム,カンボジア,ラオス,イタリア,イランに滞在していた者は,クック諸島への入国を禁止。

◎サモア
日本を出発又は経由してサモアに渡航する場合は,新型コロナウイルスに感染していない最終渡航地において自らの検疫のため14日滞在し,サモアに最終的に渡航する前の3日以内に健康診断を受けなければならない。

◎ ソロモン諸島
感染者が確認された国(注:日本を含む)からパプアニューギニア,フィジー,キリバス,ナウル,バヌアツを経由してソロモン諸島に入国する旅行者は,入国直前14日前までに感染国・地域から出発または乗継をしていないという証拠を提出できない場合は入国拒否。

◎ ツバル
「高いリスク国」(注:ツバル政府の表現。日本を含む)に渡航する者は,ツバルに上陸の3日前に新型コロナウイルスに感染していないことを証明する書類を取得すると共に,ツバル上陸前少なくとも14日以上非感染国・地域に滞在しなくてはならない。

◎ バヌアツ
過去14日間に中国,台湾,香港,マカオ,韓国,日本,シンガポールを出発した者は,更なる告知があるまでバヌアツへの入国を禁止。また,上記対象者で14日間を上記以外で過ごした者は,必ず登録された医師からコロナウイルスへの感染とみられる呼吸器疾患がないことを証明する健康診断書を取得しなければならない。

◎ 仏領ポリネシア
日本をを含む諸国等からの渡航者は,一定期間のうちに取得した健康診断書の提示が義務づけられており,有効な健康診断書がない場合,航空会社による搭乗拒否や入国拒否の可能性あり。

◎マーシャル
中国,香港,マカオ,韓国,イタリア,日本,イランを2019年12月31日以降に渡航した者につき入国を禁止。

◎ミクロネシア
感染者が確認された国(注:日本を含む)からの渡航者は,非感染国・地域において少なくとも直近14日間滞在しない限り入国禁止。

◎ トリニダード・トバゴ
2月27日から,中国,イラン,イタリア,日本,韓国,シンガポールを 出国してから14日以内の者につき入国を禁止。

◎ イスラエル
イスラエル到着前の14日間に中国・韓国(フライト乗継を含む),マカオ・香港・タイ・シンガポール・日本・イタリア(フライト乗継を除く)に滞在した外国人(イスラエル居住者除く)を入国拒否。

◎イラク
中国,イラン,タイ,韓国,日本,イタリア,シンガポール,バーレーン及びクウェートからの,直接又は第三国を経由した外国人のイラク入国を当面の間禁止。

◎クウェート
中国,香港,イラン,イラク,日本,韓国,タイ,イタリア及びシンガポールからの渡航者及び過去14日以内に当該国に滞在歴のある者の入国禁止。

◎ サウジアラビア

日本を含む複数国からのG20ビザ以外での入国を一時停止。

◎バーレーン
滞在許可を有しておらず,過去14日以内に日本,イラン,タイ,シンガポール,マレーシア及び韓国に滞在歴のある者の入国を禁止。

◎コモロ
感染者が確認された国(注:日本を含む)からの渡航者は,非感染国・地域において少なくとも14日間の検疫が求められる。

(2)その他

◎インド
日本国籍者等の渡航に対し,電子ビザの発給停止(2/27以降)。日本および韓国国籍者の渡航者に対し,到着ビザの発給停止(2/28以降)。

【入国・入域後の行動制限措置が行われている国・地域】

◎インド・ケララ州
同州は,日本,中国、シンガポール,タイ,マレーシア,ベトナム,韓国からの渡航者で感染しているリスクの高いものに対し,入国後28日間の自宅待機措置をとる旨発表。

◎キルギス
感染が疑われる国・地域からの渡航者に対して症状に関わりなく全員に検査を実施,14日間の隔離措置。

◎タイ
感染地域との間を出入国する者に対し,14日間の自宅やホテル等での自己観察及び外出時のマスク着用等を要請。また,入国時に発熱等が確認された場合には帰国を勧告。同勧告に従わず,入国をする場合は,医療機関での14日間の隔離措置。
中国,香港,韓国,シンガポール,台湾及び日本といった地域からタイに帰国した学生及び教員に対し,14日間,教育機関への通学及び通勤を停止し,自己観察することを要請。

◎中国
各地において,外部からの渡航者に対し,14日間の自宅待機を要請。居所がない場合は当局の指定の場所での待機の措置も見られる。また,空港から居所に当局の用意した車両で移動させる措置も見られる。

◎ネパール
感染が疑われる国からの渡航者に対してスクリーニングを義務付け。発熱が確認される場合に,病院にて更に検査と治療の実施。

◎ベトナム
入国時に発熱等が確認された場合,帰国勧告。同勧告に従わず入国を希望する場合は,医療機関での14日間の隔離措置。

◎ラオス
入国時に呼吸器系症状を有し,新型コロナウイルス感染発生国に渡航歴を有する場合には,医療機関に移送・隔離。

◎仏領ポリネシア
1月28日以降,日本及びニュージーランドから入域するアジアからの渡航者に15日以内に発行された健康診断書の提出を義務づけ。また,1月1日以降日本,中国ほか13のアジアの国・地域に滞在歴のある全ての渡航者に5日以内に発行された健康診断書の提出を義務づけ。

◎コロンビア
日本を含む8カ国(中国,韓国,シンガポール,タイ,マレーシア,ア首連,イタリア)に14日以内の滞在歴のある渡航者に対し,空港において検査を実施,発熱の症状があれば医療機関等に移送。

◎セントビンセント
中国,日本,香港,シンガポール,マカオ,韓国からの渡航者について14日間の検疫措置を実施。

◎セントルシア
中国,香港,韓国,日本,イタリア,シンガポールからの渡航者について14日間の検疫措置を実施。

◎チリ
2月25日,チリ保健省は,入国時における出発国の申告義務,空港での診断確認の検査実施等の新たな措置の実施を発表。また,3月2日からは,日本を含む6カ国(中国,韓国,イタリア,星,イラン)からの搭乗客は,空港医療ブースにて診察を受けることとなる予定であり,必要に応じてPCR検査を受けることになる。

◎パラグアイ
日本を含む8カ国(中国,韓国,シンガポール,タイ,香港,イタリア,イラン)からの渡航者に対し,空港において検査を実施,発熱等の症状があれば医療機関等に移送。

◎カザフスタン
感染症が拡大している国・地域(シンガポール,日本,タイ,韓国,香港,マカオ,台湾)から到着する者は,入国日以降,滞在地で24日間の医療観察を受ける。専門家が14日間各家庭を往訪し,10日間の遠距離モニタリングを受診。

◎ジブラルタル
日本を含む16の国・地域を「危険国(at-risk country)」としてリストアップし,過去14日以内にこれらの国・地域へ渡航したことのある者に対して,ジブラルタルに入る際にその事実を申告することを義務づけ。また,ジブラルタル当局は,過去14日以内に上記の「危険国」からジブラルタルへ渡航しようとする者に対して,その入域を拒否できる。

◎台湾
日本からの渡航者に14日間の自主健康管理(検温・マスク着用等)を要請(シンガポール,イタリア,イランにも同様の処置)。

◎ジョージア
すべての外国からの渡航者に対し,空港にて発熱等の症状が確認された場合,入国拒否,隔離等の措置がとられる可能性あり。

◎タジキスタン
日本,イタリア,イラン,韓国,中国からの渡航者に対して,入国後タジキスタン内の施設で14日間の隔離措置を実施。

◎トルクメニスタン
感染者が確認された諸国からの渡航者及び同国の国民には,国境通過地点及び特別医療感染症対策施設における一次的医療検査を実施。

◎マルタ
日本,中国,香港,シンガポール,イラン,韓国,イタリア北部から到着した者への14日間の自主隔離を推奨。

◎ラトビア
2月28日から,日本,中国,韓国(大邱市及び慶尚北道),シンガポール,イラン,イタリアのロンバルディア州,ヴェネト州,エミリア=ロマーニャ州及びピエモンテ州への渡航歴がある者は14日間健康状態の観察を行わなければならない。子どもについては上記地域から帰国後14日間自宅待機を推奨。

◎イスラエル
中国,香港,タイ,シンガポール,マカオ,韓国,日本又はイタリアに過去14日の間に滞在した者はいずれも,これらの国を出国してから14日間が過ぎるまでは自宅待機が義務づけられる。

◎オマーン
過去14日以内に中国,韓国,日本,シンガポール及びイランから到着した渡航者については,検疫及び予防措置のため,オマーン保健省と連絡を取るとともに,自宅又は保健機関での14日間の検疫(外出せず、症状が出た場合は連絡が取れるようにする)を実施。

◎パレスチナ
中国,韓国,マレーシア,日本,マカオ,シンガポール,台湾,タイ,香港,イラン,シリア,レバノン,フィリピン,イラク,イタリア出国後14日間が経過するまでは,医療機関等において隔離措置を実施。

◎シエラレオネ
同国に入国する全渡航者に対してスクリーニングを義務づけ。

◎スーダン

入国時または入国後14日間の経過観察中に感染疑いの場合は,指定の病院で検査及び隔離措置を講じる。

◎ベナン
同国に入国する全渡航者に対してスクリーニングを実施。

◎リベリア
中国及び日本を含む流行国(感染者が一人でも確認された国)からの渡航者に対して,症状の有無にかかわらず,入国直後から同国予防観察センター等で14日間の経過観察措置を実施し,隔離施設等に留め置かれる。

◎バーレーン
バーレーンに滞在許可を有する者で,過去14日以内に日本,イラン,タイ,シンガポール,マレーシア及び韓国に滞在した者は,検査で陽性の場合,入国後の14日間の自宅待機義務付け。