「アジア最後のフロンティア」として注目を集めてきたミャンマー。だが、多くの日系企業の投資は最大都市ヤンゴン周辺に集中し、それ以外の地域への進出はまだほとんど手つかずの状態だ。北部にある同国第2の都市マンダレーは、中国とインドをつなぐアジアの東西回廊上に位置し、外国企業の進出を期待して工業団地や複合都市開発などのビッグプロジェクトが目白押し。日本でいえば京都に当たる古都、学都、そして商都の「知られざるマンダレー」を訪ね、その可能性を探った。

12階建てのコンドミニアム

IMG_0375「いらっしゃいませ。ご希望は購入ですか? 賃借ですか?」。コンドミニアムの販売事務所を訪れると、女性販売員が声をかけてきた。

マンダレー南部にある旧空港脇の約20ヘクタールの土地に、高級ホテルやショッピングセンター、コンドミニアム(分譲マンション)などを建設する「ミンガラ・マンダレー」プロジェクト。フィットネスジムやプールを備え、ニューヨークの建築家がデザインしたという12階建てのコンドミニアムの販売価格は、1戸2億3000万チャット(約1660万円)から5億チャット(約3600万円)。ミャンマーの物価水準を考えれば驚くべき値段だが、すでに全体の8割以上は販売済みで、残るは約20戸のみという。

「外国人でも購入可能です。実際に住まなくても、賃貸に出せば投資は充分回収できます」。販売員はそう説明した。