一橋大訪中団今年9月7日、一橋大の学生訪中団=写真=が北京・中関村のガレージカフェを訪問した。このカフェを訪れるよう強く勧めていた筆者も、同大1年生といっしょにカフェに入り、2階ロビーを見学し、共同経営者の呉建波氏(45)と懇談した。

日本が過去数十年、「筑波方式」の科学技術研究を試行してきたというならば、中関村は「シリコンバレー方式」だというべきだろう。もともと政府主導で国が主な資金を投入している「筑波方式」は、社会主義市場経済体制の中国に適合すると思われがちだが、「筑波方式」は情報技術(IT)の開発と運用の面で、ここ数年は財政困難に陥っている。一方、中関村は完全自由市場主導、民間資金投入による「シリコンバレー方式」がしっかり根を下ろし、発展速度は極めて速い。日本の大学生が中国を訪問して、中国を理解しようと思うならば、筆者が真っ先に勧めるのは中関村のイノベーション、とりわけガレージカフェが果たしている役割を知ることだ。

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