無錫のプロ野球公式戦 上海・工藤哲

H“¡“N@–{ŽÐˆõ@’†‘‘‹Ç@m‹LŽÒ‚̖ځnサッカーやバスケットボールと比べ人気が低迷し、中国で「マイナー球技」とされる野球。五輪では2008年の北京以降実施されず、苦境が続いてきた。だが今年プロリーグが始まり、北京タイガース、江蘇ヒュージホースズ、広東レオパーズ、天津ライオンズの4チームで競われた。公式戦が9月中旬に無錫市の球場であり、見に行った。

江蘇対北京の2連戦。チケットは1枚50元(約780円)。2日分の1枚は無料。関連グッズが外の店に並び、屋台で軽食や飲み物も売られた。

夜のスタンドに入ると、来ていたのは家族連れなど約500人。空席が目立った。試合前にチアガールが踊り、選手が並び国歌が流れる。試合中は太鼓の音が響くが、鳴り物はない。スタンドにバーベキューができる工夫もされている。

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江蘇ヒュージホースズ対北京タイガースの試合を観戦する人たち=2019年9月14日、中国江蘇省無錫市の球場で工藤哲撮影

試合は北京の勝利。白熱したが、電光掲示板には選手の名前や記録の表示もなく、個々の得意なプレーはよく分からないままだった。

ヒュージホースズを運営する馬振新さんが取材に応じた。「1年目のリーグで相手の特徴もよく分からない。まずは試合内容が大事」と振り返った。

馬さんによると、チームは1軍と2軍で選手は60人ほど。以前は日本のパ・リーグの球団と協力関係にあったが、契約が終わり、別の球団とのつながりを模索中だ。「設備や応援団の体制も準備不足。もっとレベルを上げたい。日本との交流や試合は大歓迎。手がかりがあったら教えて欲しい」と話した。

ただ、スタンドで印象的だったのがユニホームを着た小学生の女の子や、20代の女性ファンの多さだ。「こうした雰囲気になったのはごく最近。野球ファン層は着実に広がっている」と地元のコーチは解説する。日本の甲子園の試合やプロ野球公式戦が動画で見られるようになり、日本の野球情報をリアルタイムで知りたい人は増えている。

MLBの統計によると、中国の野球人口は約4100万人。大都市の高学歴層にファンが広がり、人気選手の2位は大谷翔平選手だ。帽子やユニホームが人気を集め、球場数も少しずつ上向いている。

ふらりと球場に行き、飲み物片手にプロの試合を観戦する。中国でそんな機会がもっと増えてほしい。(上海支局 2019年12月)