社会の変化が早い韓国 美容整形はオープン ソウル・渋江千春

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先日、知人女性の長女が整形手術を受けた。といっても、二重まぶたにする手術で、休む時間もいれて2時間ほどで終了したという。

長女は高校3年生。この時期、韓国の整形外科のホームページには、「受験生 割引」の文字が躍る。日本での大学入試センター試験にあたる「大学修学能力試験」が終わり、受験勉強から解放された学生向けの広告だ。二重まぶたの手術なら、安ければ約80万ウォン(約8万円)程度で受けられるという。

時間があるから、大学合格のお祝い金をもらったから――。韓国人の話を聞くと、日本で言えば、もはや耳にピアスの穴を開ける感覚に近いようだ。

知人によると、長女は高校1年生の頃から毎朝、アイテープを使ってまぶたを二重にして登校してきたという。50代の知人は「私たちが若い時代には、今ほど一般的ではなかった。でも、本人がそれで楽になるなら、いいんじゃない」と賛成したが、知人の夫は「今でも十分かわいいのに、メスを入れるなんて」と当初反対したという。とはいうものの、結局、手術日には夫婦で付き添った。

韓国で暮らしていると、二重まぶたの手術でなくても、ほくろを取ったやら、しみのレーザー治療をしたなどと普通に話し、美容外科に通うことを隠さない人が多い。治療後に、再生テープを顔に張ったまま街を歩いていても、別に注目もされない。

韓国社会は日本に比べ、社会や文化が変化するのが速い。おそらく、美容整形分野に関しても、現時点では韓国の方が格段にオープンだ。美しくありたい、かわいくありたい女性が、化粧などで努力するのか、はたまた手術や治療を受けるのか。結局は個人の選択のはずだが、日本では社会でどこまで許容されるのかを気にする人が多いのだと思う。そういう意味では、韓国社会の方が、日本社会より閉塞感がないと感じることも多い。

私も、長年コンタクトを使ってきたせいか、まぶたが黒目にかぶさる「眼瞼下垂」が最近気になる。二重まぶたにするのと似た手術をすれば、改善するらしい。60代の母親はすでに手術を勧められたが、まだ決心できないようだ。今後、もし私が手術をしたら、あっさりカミングアウトしようと思う。(ソウル支局 2019年1月)