文化、人的交流で日韓関係維持を ソウル・渋江千春

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11月中旬の週末、日本から3人の友人がソウルにやってきた。全員同年代で、私を含めて食べることも飲むことも大好き。海鮮が食べたいとのリクエストに応じ、昼食ではカンジャンケジャン(ワタリガニのしょうゆ漬け)を食べ、夕食はいけすから貝を直接すくいあげ、自分で焼ける食べ放題の食堂に連れていった。もちろん、お供は韓国のビールや焼酎だ。合間には、「インスタ映え」するイチゴのパフェを一緒につついた。

うち1人、大阪府寝屋川市の会社員男性(39)は訪韓3回目。昨年11月に十数年ぶりにソウルに来て、店で少額からクレジットカードで決済ができるなど、IT分野の進歩に驚いたという。表音文字であるハングルの読み方もあっという間にマスター。ゆっくりではあるものの、街にあふれる看板を読みながら楽しんでいた。

今回の訪韓は、10月末、韓国の最高裁が日本企業に対し、製鉄所で働かされた元徴用工に賠償するよう命じた判決が確定した後のタイミングだった。男性は「少しは気にしたが、来てみると影響はまったく感じなかった」と話す。判決について聞いてみると「正直気に入らないが、国家間の問題は日本政府が対応すべき。個人としてつきあうかどうかには、関係がない」と言い切った。

2017年に日本を訪れた韓国人は約714万人にのぼる。一方、韓国を訪れた日本人は約231万人にとどまる。河野太郎外相は「国民交流に影響が出るべきではない。自治体やスポーツ、文化の交流はしっかり続けていただきたい」と発言しているが、実際は民間交流にまで影響が出ている。日本と韓国の商工会議所が釜山で開催する予定だった会議も延期された。

判決後に、人気男性グループ「防弾少年団(BTS)」のメンバーが、原爆のキノコ雲がプリントされたTシャツを着ていたことなどが問題になり、日本で音楽番組への出演が見送られたことも話題になった。日韓関係において、歴史問題は避けては通れない問題だ。近いからこそ衝突や摩擦も多い。国同士がうまくいかない時こそ、文化や人的交流を通じて関係を維持することが必要ではないか、と感じている。(ソウル支局 2018年12月)